おっと君と姑

おっと君と姑は母と子、親子である。・・・当たり前だ。
おっと君は5人兄妹の3番目、ど真ん中。
兄と姉、妹と弟というフルコースみたいな立場。
ど真ん中っ子特有の気遣いを持ち合わせているせいか、母親からの信頼も厚い。
兄一家、弟一家と同じ建物の中にマンションのように同居しているが、姑の居場所は我が家、真ん中っ子のところなのだ。
姑にしてみれば、頼りにしてはいるが、怖い長男と、大病をしたりして、いつも心配で援助してやりたい末っ子より、一番気遣ってくれる次男がいいらしい。
おかげでこちらもいいとばっちり。
一番気遣って、母に感謝しているはずのおっと君だが、その上を行く我が儘ぶり、傍若無人、激しい思い込み、何でも人のせい、自分は悪くない、できることは少ないのにプライドだけ高くて、人の気分を悪くする行動、言動をとる母に我慢の限界が近いようだ。
耳が遠い事を理由に言いたいことだけを念仏のように唱えて、息子の言葉に耳を傾けようという気持ちが全く無いから、見ていて本当に可哀想だ。
いっぱい世話を焼いて、母の望むように叶えようとしているのに、そんな事を放り投げたくなるような事を言う。
買い物に誘えば
「どうせ私なんか邪魔でしょ〜」
食べこぼしが洋服に付いていると指摘すれば、適当に払って
「なに〜?なんもついとらんわ。ついとらんでしょう?」
万事がこんなやりとりで、素直に聞き入れない。
そのくせ、兄嫁と離す時には
「○○ちゃん(おっと君のことをちゃん付けで呼ぶ)はやさしいよ〜」って
聞かされた兄嫁だって面白くないだろう。
おっと君には面と向かってそんな事は全然言わないのだ。
外孫や末っ子の娘(孫)にあれこれ祝いをやったことを、一度もお祝いを贈った事のない兄嫁に話す神経も理解できない。
うちは子供がいないので、そういう事は無いが・・・。
普通のバランス感覚がひどくいびつでずれているので、こちらがどう諭してみても何もかもが無駄なのだ。
でも、気遣われて、先回りして手を差し延べて欲しいと行動言動の全てで語っている。
私はそれを感じるので、気分のいいときや、必要に迫られた時はそうするけど、基本的にやだ。
こんな女、面倒臭い。
おっと君の父親は辛抱強い人だったのかな〜?
その父親の血を受け継いだおっと君の温厚さも、いっぱいいっぱいになってきたから、どうしたものかと思う。
「好きな女、恋人だとでも思って、さりげなく食べこぼしも取ってあげて、「なんでもないよ」なんてにっこり笑えば?」
そんな私のアドバイス(?)に
「ぜったいやだ」と返すおっと君。
88歳のばばに恋人なんて設定は無いか・・・(^_^;)
いつかぶちぎれて、手を上げる日がくるかもしれない。
でも、それも姑の自業自得だよ。と私は思う。
あんな優しい人をそこまで追い詰めたんだから。
・・・・でも、そうして後悔するおっと君を見るのはつらいな〜〜。
なんか本当に切ない。
罰が当たるかも知れないけど、実家の母も、ここの姑も、もうお迎えが来てもいい。
悲しいかもしれないけど、殴りたくなるほど疲れる前に、迎えに来て欲しいな。
はぁ。。。。